ランド測量

こんにちは　ランドPJです！


すこし前になりますが、8月23日に行った測量の日記を書きます。




ランドPJでは現在、国道176号線沿い西側の、道の駅シルクのまちかや以南、鳴滝不動以北あたりの地域の土地利用の案を練っています。

このへんです　（左側：北、右側：南）





そこで、今回は現地調査も踏まえて、富山興業さんのご協力のもとでGPSによる測量を行いました。


メンバーは

学生は、僕（長谷川）、そんちょー、ふじふじ
地域の方は、東垣さん、吉岡さん
富山興業からは、吉岡さんと測量機器を扱う方 2名

の合計7名で行いました。

出発～
学生組はちょっと服装がラフすぎたかな…(^^;

こんな感じで測量を行っていきます。
奥にいる人がカメラのような機械を持っていて、それを使って手前の人が持っている棒の先の四角い板を撮影すると距離とGPSによる位置の情報が機械に入力されていくようです。








まずは林道を計画するための道を調査しながら測量していきます。

鳴滝不動からグランドゴルフ場の東側を抜けて、町民体育館の脇にある鉱山の入口あたりまで歩いていきました。

どんどん森の中に入っていきます

地形を見ながら、これぐらいの勾配なら子どもやお年寄りでも歩きやすいような道を探して記録していきます。

むむっ 

 『用地』と書かれた石柱を発見！



日本冶金工業の用地を示した石柱の跡だと思われます。

なんか面白い形の木を発見ｗ

こういうの林道設計に生かしていきたいな～♪

なにやら遺跡を発見！

これは過去、ニッケル鉱山からニッケルがどんどん掘りだされていた時代の作業員の通り道だった場所の跡だろうとの事でした。

この地域は戦時中にニッケル鉱石採掘のために、勤労学徒や戦争捕虜、強制労働者が働かされていた場所であり、この後もまだまだこのような遺跡が見つかり、おそらくそのような人たちもこの場所を行き来していたんだと思います。










やっと開けた場所に到着！

この先は崖になっていて、林道を作る際にはこの場所が展望台の役割を果たす場所になると思われます。

楽しみ～(^q^)








 ん？

クマの穴？
水路？













！！！

これはすごい！

おそらく上を鉱石運搬用のトロッコが走っていたんだろうと思います。

森の中で突如こんなものが現れたらびっくりするわ　Σ(゜o゜;;

下をのぞくと剥がれおちた壁面のモルタルの中から鉄骨が！

吉岡さん曰く、これはこの場でコンクリを練って作ったほとんど手作りの橋だそうで、首都高より強い構造だからあと100年はもつらしいです(゜o゜;;

そんちょーが橋の上でジャンプしてもびくともしませんでした。




この他にも３ｍぐらいの擁壁があったり、おそらく上に建物が建っていたと思われる平坦な場所があったりと、森に隠されて多くの鉱山の遺跡が未だに残っていました。








次にグランドゴルフ場と国道176号線の間の土手部分の周囲測量を行いました。
土手に沿って測量を行います。

今回初めて森の中を貫通して、やっぱり実地調査をしないとランドスケープの計画を練っていても机上の空論でしかないなと痛感しました。

そして、森の中にはまだまだ面白い風景や遺跡が見つけられて、それらをちゃんと生かしてさらに楽しい仕掛けを考えないと面白いものは作れないなと思いました。



このプロジェクトはしっかり頑張って進めていけば自分たちの思い描いた風景を現実のものにすることができる、とても貴重な経験ができる場なので、自分の為にも、もっとがんばって、そして楽しんで進めていきたいと改めて感じました。








（写真、文章）長谷川