2012年10月26日金曜日

2012年夏・カフェ「ひねもす」活動報告

こんにちは!カフェ「ひねもす」PJです!

与謝野でのキャンプを終え、1か月以上が経過しました。
たくさんご迷惑もおかけしましたが、大きな事故もなく、本当に楽しい時間を過ごすことができました。

前半は報告しましたが、後半も濃い~~~~~4日間でした!


西原区長を始め、住民の方々にご協力いただいて実現した、滝の1日目。


「民家の庭をお借りするなんて、そんなに簡単にできるのかな…」と思っていましたが、実際にお会いしたら快く場所を貸してくれました。
近所の方を呼んできてくださったり、子どもたちと遊んだり、とても近い距離でみなさんと触れあえたと感じました。



初めて新聞の取材も受けました!右端の方が記者さん。


13日には食PJのワークショップを一緒にしたり…



音大生3人組「moon light trio」の演奏会を行ったり…



最終日には、屋台を引っ張って滝・金屋へ宣伝活動!

あっぷるふぁーむの研修生の方々と



本当に、いろんな方々との出会いがあって、カフェを実現することができました。

最初、「いろんな人に会える場所を作りたい!」と思い、立ち上げた与謝野カフェPJ。
もともと見通しの立たないことにはチャレンジできない性格だった私が、初めて熱意だけで始めた活動でした。

最初は実現できるのか、先行きもわからずとても不安でした。
形に残る活動ではないため、PJが動き出してからも、「これをやって本当に意味があるのか?」と、何度も自問自答しました。

でも、やりはじめてみると、区長さんたちを始め、皿木さん、商工会の方々、酒屋さん…たくさんの方々に助けていただいて、確実に前に進むことができました。

訪れた先々で、「来てくれてよかった」「また来年も来てね」と声をかけていただき、私たちのやったことはちゃんと意味があるんだと信じることができました。

最初、カフェの企画を思いついたときは、一人で全部しなければならないのかと思っていました。
でも、Xキャンプの中でプロジェクトに参加してくれる人が増え、与謝野で協力してくれる方々が増え…「自分一人でできなくてもいいんだ、いろんな人に助けてもらっていいんだ」と思えるようになりました。

正直に言うと、キャンプインする前は、「与謝野を元気にしてあげよう」というように、「~してあげよう」という意識があったように思います。
でも、始めてからは、「一緒にひとつのものを作っていきたい」「私たちも、いろんな人に助けてもらっている」と心から感じました。


PJを始めてから今まで、Xキャンプ内外で本当にいろんな人に助けていただきました。
同じだけのものを、私たちは返せたのかな?というと、きっとまだもらったものが多すぎます。

キャンプは一旦終わりましたが、これから長い時間をかけて、もらったものを少しずつでも返していきたいと思います。
その過程で、きっとまた何かをもらっていくのでしょう。

そんなことを繰り返して、いつか借りも貸しもなくなるような、そんな関係を築いていけたら。
そのとき初めて、私のXキャンプでの一番大きな目的を達成できるのかなと思います。

与謝野のみなさん、Xキャンプメンバー、助っ人できてくれたみんな、全員にお礼を言って回ることはできないので、ここで伝えたいと思います。

本当にありがとうございました。



2012年10月21日日曜日

ちりめん街道まるごとミュージアム 後編

いよいよ本番です!
こんなにたくさんのお客さんが…




テレビカメラも!


みんな緊張の面持ち


最後は全員登場


舞台はすごく緊張しましたが、会場のみなさんがとっても暖かく声援を送ってくれました!
本当にありがとうございました!

出番が終わってからは観客席に回って、ショーを楽しみました。

ショーの目玉、着物クイーンのみなさん

女王様の貫録!



ショーが終わってからは、各自着物のまま自由行動タイムです。


ちりめんのつまみ細工や七宝焼き、クレープなどいろんな屋台がでていました!

こちらは正絹ネクタイの屋台


さすが、和風小物がよく合います



お寺の前で談笑


着物姿で歩いていると、町中の方が声をかけてくださいました!

カフェでお世話になった方々と再開できたり、初めて会う方もXキャンプのことを知っていて下さったり、プロのカメラマンのかたに写真をとっていただいたり、この地域にどんどん根付けていっているのかなと感じられました。

こうやって、いろんな形で私たちと与謝野のみなさんの関係を、ながーーーーーーーーーーーーーーーく育てていきたいです!

最後に、与謝野のみなさん、本当にありがとうございました!!


文 おおたに
写真 さいば、おおたに



2012年10月19日金曜日

ちりめん街道まるごとミュージアム 前編

10月13日、Xキャンプ関係者で2012年ちりめん街道まるごとミュージアム ~美心与謝野 昭和モダンとシルクの里への誘い~に参加してきました!

ちりめん街道市や無料着付け、お茶席などが開催され、たくさんの人が行き来した昭和初期のにぎわいを再現するイベントです。


メンバーはXキャンプやアートキャンプ、着物好きが集まりました。
朝6時(!)に京都駅に集合し、女子6人でどでかいバスを占領して行ってきました!



ちりめん街道はこんなところ 



江戸後期から昭和初期にかけて、丹後ちりめんの生産でにぎわった地域です。
あちらこちらから機織りの音が響いてたんだとか。

Xキャンプが主に活動した滝、金屋地区とはちょっと離れてますが、ここの方々にもとってもお世話になりました!
特にカフェpjは昼カフェをこちらでさせていただきました(そのようすはまた別記事で!)



歴史と趣きのある街並みです。




メンバーが参加したのは、お寺で行われる丹後ちりめん着物ショー!
七五三の子ども用、男性用、女性用など、いろんな着物が見られるショーです。

さっそく美容院にて髪をセットしてもらいます。
近隣の美容師さん達が朝から集まってくれました!

これだけ美容師さんが並ぶ光景も新鮮



今回は大正~昭和初期がテーマということで、落ち着いた感じの髪型です


きれいにしてもらってこの笑顔!



中にはバリカンで髪を刈ってもらってるメンバーもいたり…



着物は、似合うものを事前に選んでいただきました。
みんな「自分で選ぶのと全然違うのが着れる!」と大喜びでした!


会場に移動中



\与謝野戦隊!チリメンジャー!/
たぶん帯ひもとか草履で戦う



予定では午前の部に出演するはずでしたが、着つけの時間が押してしまい午後の部に急きょ変更…
お客さんたちに事情を説明し、一度解散していただきました。


その分時間ができたので、会場に移動して、演出家の先生に綺麗な動き方を教えてもらいます。
これが難しい!頭で分かっても身体が動かない!


みんな真剣…




リラックスもしました(笑)




そしていよいよ本番へ!後半に続く!


文章・おおたに
写真・さいば

2012年10月18日木曜日

関西学生サミット。

10月14日、第2回関西学生サミットに参加してきました。


当日のブースはこんなかんじ。



たくさんの人が来てくれて、ブース内はとてもにぎやか。

パネルの前でXキャンプの説明をするれんげ。



10時から16時までの開場中、最初から最後までブース内は大盛況!
熱心に私たちの説明を聞いてくださるので、つい話し込んでしまいました。




たくさん用意していたちらしもなくなる勢いでした。




当日お話した学生さんがブログを見てくれると嬉しいな〜。

京都Xキャンプに興味がある方は、
kyoto.infomail@gmail.com
までご連絡ください。

システマ


↓お知らせです↓


2012年10月11日木曜日

関西学生サミットに出展します。


今週末!10月14日(日)
関西学生サミットが四条烏丸にある京都産業会館にて行われます。
そこで、京都Xキャンプ×河和田アートキャンプ共同ブースとして出展します。


今までの活動記録や、これからのことなど情報盛りだくさんの展示をします!
京都Xキャンプてなに?今年どんなことをしたのか見てみたい!という方はぜひ。
14日の当日、メンバーもブースにいますので、生の声を聞きたい方もぜひご参加ください。



/ 現在、準備作業大詰め中です…! \



詳しくはこちらをご覧下さい。
▽関西学生サミットFacebookページ
http://www.facebook.com/KansaiGakuseiSummit



れんげ

2012年10月5日金曜日

少し真面目な観光の話。(後半)

続き、、

8『出鼻。』
地形で出っ張っているところを出鼻(デバナ)という。
確かに地図でよく見ると出っぱっていることがよく分かる。



9、10『ガチャガチャ-ちりめんオノマトペ-』
かつて各家々でちりめんが多く織られていた。今では減少傾向にあるちりめんであるが、ちりめんを織る独特の音は、織る人にとってこのように聞こえる。



11『シャッキンシャッキン-ちりめんオノマトペ-』
かつてはちりめんを織る音は「ガチャマンガチャマン」と聞こえたという。
それは1ガチャ1万儲かるという意味であった。しかし今では「シャッキンシャッキン」と聞こえるという。ちりめんを織る独特の音は、織る人にとってこのように聞こえる。


12『ちりめんは雨の日に買え』 
ちりめんと湿度は深く関係がある。与謝野でちりめん産業が盛んなのも湿度が高いから。
雨の日は糸がよく伸び、同じ一反でも 晴れの日に織られた一反より 織り込まれている糸が多く、雨の日に織られたちりめんの方がお得である。


13『与謝風』 
滝、金屋地区のみんな大好きな与謝大橋からかけ抜けた風が一番最初にあたるであろうところに看板を置いた。この与謝大橋の景色は本当に綺麗で、私達も大好きな景色。


14『浦西-弁当忘れても、傘忘れるな-』 
弁当忘れても傘忘れるなというぐらい変わりやすい気候の場所であるということ指す昔からある言葉。実際、晴れてた10分後に真っ黒な雲がやってきて大雨になることもしばしばありました。


15『ボウケンベース』
30代の方々が子供の頃遊んだ、電信柱と電信柱の間で遊ぶ、遊び。
当時はこの遊びがしやすい電信柱があったのかも。


16『砂と粘土』
矢印の方向に砂質と粘土質の土の違いがある。
それは作物を育てる過程で重要になることであるという。


17『熊出没注意』
話を聞いていく内に、よく熊が出るよ~!と何度も言われました。本当に何度も熊が出没しているの?ということが一目で分かる目印。出没した回数を赤にしていく仕組み。


18『リフレ直売所』
昨年できたリフレかやの里の森の直売所。その森の直売所の看板を作って欲しいとの依頼を受けて作成した。





古地図イベント
ファイナルイベント(9月15日)で、与謝野町滝地区に江戸時代から伝わる全図に大江山鬼伝説をのせて、朗読会を行いました。
このスクリーン実は、9m×4mという超巨大スクリーン!!
突然の雨の中、スクリーンを閉まったり、出したりと大変でした。




観光プロジェクトにとって、この夏ははじめの一歩でした。

観光のいろはも知らない私達が、観光に対して感じていることを少しでも見つめ直したいと思い、行いました。看板をたてることが最後ではありません。はじまりです。
看板をたてていく過程の中で、たててみて、たっているところをみて、看板を目の前に色んな人と話してみて、感じていることがメンバーそれぞれにあると思います。
その感じた事を元に、観光プロジェクトとして、私達が目指す色々なモヤモヤが消えた新しい形を見つけていけるように次のことを考えていきたいと思います。まだまだ観光のことについて分からないし、悩むことも多いと思いますが、今後もよろしくお願いします。





観光プロジェクトディレクター 
         大津まどか

少し真面目な観光の話。(前半)

遅くなりましたが、今年観光プロジェクトではどんなことを行ったのかをしっかりと書いていなかったので、ちゃんと書きたいと思います。



今年の観光プロジェクトのコンセプトは、
『新しい観光のカタチを見つける』 です。


そして、今年の観光プロジェクトで行ったことは2つ。
(①地域密着看板よさのーと』②古地図イベント)




①地域密着看板よさのーと』(計18個)
\ 与謝野の日常から生まれた文化や言葉が外へ /



まず看板に至る経緯を…


- 観光に対するモヤモヤ -
私がどうして観光プロジェクトを行っていきたかったかというと、現在の観光はなんだか一方向で写真などで見た情報の確認をしに行っていて、その場所に思い入れや愛着が生まれないように感じたからです。そのモヤモヤから観光プロジェクトを立ち上げました。



- そもそも観光てなに? -
そもそも観光てどういうもの?観光地ではない場所にとっての観光てどんなもの?という答えの出ない疑問から解放されないまま、具体案に辿り着かないミーティングをし続けました。私もメンバーもうーん。。観光て一体…?という苦しい状態が続いていました。


- 観光てこういうこと? -
そのミーティングの中から、観光にとって大切なことは日常から非日常にトリップすること見ること』ということなんじゃないか。と探り探りの糸口を見つけました。それから、よくも悪くも日常と非日常にこだわって案を進めていきました。



- 与謝野を知らない私達が出来る1年目の観光のカタチてなんだろう -
与謝野の人達にとって話題にしない日常から生まれた文化や言葉を外へ出してみよう。それが私達にとっての非日常で目にみて分かるものになったら新しい観光の糸口が見えるのではないか、と考えました。


- キャンプイン -
こうして、キャンプインをむかえ、地図と色鉛筆を持っての聞き込み→看板制作を行いました。そして聞き込み、ゆっくりとしたおしゃべりから完成した看板がこちらです。


- 作品紹介 -

1『農業時計』 
農業に関するサイクルの時計。四季によって重要な時間帯は変化する。
農業が根付くこの町で、この時間帯がなにを表すのかを目で見て観察してもらいたい。


2『どんど。』 
岩がごろごろしており、川遊びに最適な場所として、昔から生活に根付く場所。
外で遊ぶこともなくなった子供が増えたという。もう一度川遊びの楽しさを体験してもらえるように願いを込めて。


3『滝城入口』
かつてこの地にも城があった。地元の人もどこが入り口か分からない人も増えた。
そんな滝城跡の入口を指し示す。


4『この度、鳴滝に引っ越しました』
元々この奥の山ににあったお稲荷さんが、バイパス沿いの鳴滝神社に移転された。
バイパスからは見える場所に移動したが、元々はこの山にあったということを忘れないで欲しい。


5『鼻つまみボウヤ』
食用の牛とイノシシを飼っている農場の側は独特の匂いがする。
それが、くさいっ!という通学路の子供達の声を飛び出しぼうやにした。

(裏:イノシシ)


6『風よ、止まれ』
風が強い地形なので、畑の作物に風が強くあたることも多い。そんな畑を背の高い植物で風よけを作っている。気候、地形によって現れた珍しい畑に注目してもらいたい。


7『ここで泳がないで!』
雨が降ると鳴滝神社の横にあるはずのない川ができる。それは荒れていく山の現状が影響しているという。この看板でその現状に少し目を向けてもらいたい。



後半へ続く…