2016年3月4日金曜日

キャラバンツアー!

ブログでは初めまして!
京都工芸繊維大学の1回生アンディ(山根圭太)です。
春キャンプのイベント記事がどんどん上がってきていますが、今回は3/2~3/4に実施されたキャラバンツアーについて書いていきます!(長くなっちゃいましたが、写真の気になるところだけでも読んでみてください^^;

キャラバンツアーとはなんだ?
今回、京都で活躍する学生団体や一般学生と一緒に、京都Xキャンプ・河和田アートキャンプの活動拠点である美山・与謝野・河和田を巡るツアーをキャラバンツアーと名付けました!3地域を実際に見てキャンプの魅力を感じてもらい、今後のコラボレーションや活動のヒント、また勧誘など具体的な次のアクションにつながることを目指して企画しました。ぼくら京都Xキャンプのメンバーも美山・河和田に行くのは初めて。キャンプメンバーも他の地域をお互いに知れるいい機会となりました!


32日〈美山〉
市内から学生を詰め込んだ4台の大型車は、最初に美山の北村に到着です。北村では茅葺の家と田舎らしい町並みを満喫。その後、僕ら与謝野から直接来た組も合流して昼食をいただき、午後からは茅葺体験!職人さんに教えてもらいながら屋根に登って茅を葺く目に見える仕事から、下での掃除・茅の運搬まで茅まみれになりながらも充実感に溢れる時間を過ごしました。同じようにやっているつもりでも、職人さんの作る屋根のラインはピシッとそろい、さすが!の一言でした。
茅を実際に葺かせていただきました! 
夜ご飯は鍋!地域の方も交え、みんなで鍋をつつき合いました。あちらこちらで鍋奉行、いえ鍋男子?が登場!美味しい雑炊までいただきました。
その後は福知山温泉に入り、与謝野で次の日の準備を確認してグループ分け&チーム名を決め、そしてたきこみ(滝区公民館のメンバー内での愛称です!笑)に布団を敷き詰めてみんなで雑魚寝!

33日〈与謝野〉
味噌汁とまめっこ米おにぎりで目を覚まし、二日目スタートです!
日中は与謝小での裂き織りワークショップ体験、柴田織物さんの見学(チームによっては与謝娘酒造さん、あっぷるふぁ〜むさんの見学をした人も)、鳴滝の森広場散策を行いました。
与謝小での裂き織りワークショップでは、裂き織りに真剣な子ども達を学生がマンツーマンでサポート。説明をすぐに吸収して織っていく子ども達は職人さながら!時間が来ても「まだやりたい!」。楽しんでもらえてよかったです^^
柴田さんが来ておられる着物もオリジナルデザイン!
が見学に行った柴田織物さんでは、たくさんの素材などを見せていただきながら柴田さんが取り組んでいることを話していただきました。
もともと縫い取りちりめんの会社でありながら生糸の新しい生産方法にチャレンジしていたり、イラストレーターなどを駆使して新しい柄をつくっていたり、PCソフトと大型ディスプレイ導入で受注販売の仕組みを考えていたりと、次から次へと新しいことにチャレンジされており、人生観までもを教わりました。
「ねぎもっといる人〜?」『はーい!』
お昼ご飯は3/3日ひな祭り!ということで、与謝野の郷土料理のばらずしをいただきました。うどんもばらずしも大好評^^。尾上製粉所さん、料理長のぱるぱるさん、いつもありがとうございます。
上着を脱ぐほどポカポカの散策日和♪
お昼ご飯を食べ終わったら、山守の活動拠点である鳴滝の森ひろば散策へ出発!天気も良く最高の散策日和で、歩きながら「ここで建築のコンペやったらいいんじゃない?」などいろんな話に花が咲きました。その後は道の駅シルクの里でシルクアイスをいただきました。とろけるくちどけでこちらも大好評!与謝娘酒造さんのいい噂を聞いた学生は、ここでも与謝娘をゲット^^+。
その後は山添町長にお時間を取っていただいて、与謝野町が今取り組んでいることについて語っていただきました!ここでは学生からの質問コーナーも設け、たくさんのまちづくりに関わる質問をさせていただきました。丁寧にお答えいただきありがとうございました!
この後は河和田に移動して温泉で疲れを癒し、河和田アートキャンプの拠点に到着しました。みんな思わず「わぉ..」立派な古民家のリノベーション。僕らもやってみたい!!
ここからは「キャンプ体験ワークショップ」。31組で、自分の興味、特技や自身が所属する団体の活動を掛け合わせたプロジェクトを考えました。時間の制限もあるなか、移動中に車内で話したことをまとめて発表!片木さんの講評を聞いて、様々な視点からの見方を知りさらなる成長につながるいい体験ができました。
片木賞を受賞した酒粕PJ。目の付け所がポイント
34日〈河和田〉
さて、いよいよキャラバンツアー最終日。この日は河和田の魅力をたっぷり見せてもらいました!
まずは歩いて漆の里会館とHacoaの工房兼販売所へ。道中河和田アートキャンプのプロジェクトの1つである「林業とアート」の作品の小屋を発見。見た目より中は広く、「うちの庭にも欲しい!」という声も。
漆の里会館では漆塗りの技術の詰まった山車に思わず見入ってしまいました。豪華で大胆な絵も細部まで研ぎ澄まされた職人技で作られていて、思わずため息の出る美しさでした。Hacoaでは製造過程を急ぎ足で説明してもらい、店内を回りました。あれもこれも触ってみたくなる、木のぬくもりあるかっこいい小物たちでした。
Hacoaの工房にはみんな興味津々!
お昼ご飯は大根おろし蕎麦!これはこの地域の食べ方だそうで、冷たい蕎麦と大根おろしのピリリとした辛みがぴったり。ごちそうさまでした!
お昼からは以下の4つのコースに分かれて見学しました!
・ディープ河和田コース:木地作りのろくろ舎と上塗り職人さんを訪ねる
・漆職人コース:漆の塗られて行く行程を、それぞれの職人さんの家を回りながら見学する
・一乗谷コース:朝倉氏の栄えた一乗谷とお寺を、お寺の方に案内してもらう
・ヤマト工芸コース:ロフトなどにも商品を置くヤマト工芸さんを見学する
それぞれのコースともに職人さんの技、言葉に感動してみんな帰ってきました!
これぞ職人技!木地づくり職人のいるろくろ舎にて。
楽しかったキャラバンツアーもこれでおしまい。西山公園によって、お土産を購入して帰路につきました。
この三日間ともに本当に天気に恵まれ、最高の晴天のもと、どの地域もそれぞれの良さを紹介できたのではないでしょうか?
「市内でやってること、ここに持ってくるともっと面白くなるかも。」
「ここなら思いをカタチできる場がある!」
「こんなプロジェクトやってみたいな。」
など場所の、人の、キャンプの魅力を感じてもらうことができたなら幸いです^^
キャラバンで知り合った仲間同士で、また新たな流れが生まれるはず。
人を、地域を知らずにいるのはもったいない!これからも新しい出会いを大切にすると同時に、その場づくりもやっていきたいなと企んでおります^^。


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