2014年8月18日月曜日

本を深く理解しよう! 育守プロジェクトによる読書感想文教室

夏と言えば、花火にスイカ、海にプール…
楽しい夏休みはあっという間に過ぎて行ってしまいますが、
忘れてはいけないのが、そう、【宿題】です。

休みの間に出された宿題はてんこもり。
中でも、読書感想文に苦労したという方も多いのではないでしょうか。

ただ読んだ本のあらすじを並べた感想文ではなく、
本を読んだときに思った「なぜ? どうして?」をもう一歩踏み込んで考えられたら
もっと読書が楽しくなるはず!

そんな思いから、育守プロジェクトは8月13日に加悦公民館にて
小学生を対象にした「読書感想文教室」を開催しました。


集まってくれた小学生にそれぞれ読み終えた課題図書を持ち寄ってもらい、
読書感想文を書くその前に、本を読んだ感想を整理していきます。


(1)ビンゴゲームで本の内容を振り返る


まずは、ビンゴゲーム形式で楽しみながら本の内容を振り返り。
机の上に並べられた9枚のカードをめくり、カードに書かれた「感動した場面は?」
「共感できる登場人物は?」など本にまつわる質問の回答を考えていきます。

(2)自分の感じたことを掘り下げる



9枚のカードの中からビンゴになった1列=3枚を選び、その質問に対する自分の回答に、「どうしてそう思ったのか?」と深く掘り下げていきます。

(3)感想文の構成を考える


読書感想文を上手く書くコツは、大きく3つに分けて書くこと。
本を読むきっかけや、本を読む前の気持ちなどを書く「はじめ」、
本を読んでいちばん強く感じたことや、大切だと思ったことを書く感想文の中で最も重要な部分「中」、そして最後は本全体のまとめ「おわり」。

まずは、(2)でまとまった自分の考えからいちばん大切だと思うものを選び、「中」に書く内容を決めます。次に「はじめ」、最後に「おわり」をどうまとめるか構成します。

(4)どんな感想文を書くか発表


構成ができたら、みんなの前でどんな流れの感想文を書くのか発表!
自分の感じていることを声に出して発表することでさらに考えがまとまり、また相手に伝えるという練習です。

(5)本番!


では、実際に読書感想文を書いていきます。自分の考えがまとまり、構成まで考えておくとスラスラと鉛筆を進めることができました。

時間の都合で読書感想文を最後まで書くことができなかった子どもも、「良い感想が書けそう!」と自信たっぷりに帰っていきました。


■午前の部

■午後の部



「今年で小学校を卒業するから、来年は中学生にも教室を開いて欲しい」といった嬉しい声も! これをきっかけに、もっと読書を楽しんでもらえますように。

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。


文・写真/川上ひろこ

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